4日間キャンプ ~序章~2008年09月02日 01時50分33秒

4日間キャンプ、ロケーションはキレイな川がメイン。

ひっさの夏休み最後の週末(最近の小学生はカワイソーに夏休みが1週間短いのダ)は、彼らと共に4日間のキャンプに同伴した。

水~土曜の4日間、仕事は3日間休み、つい先日の夏期休暇ボケが治るやいなやの、連休取得。はっきり言ってヒンシュクだが、1年前から口予約済み、ナンとか(半ば強引に?)休むことができた。おかげで帰ってからの忙しいこと忙しいこと、やや落ち着きつつあるが、それでもまだまだ忙しい。

さて、このキャンプ、こどもたちは小学生5&6年のみ17名。高学年のみというところがミソである。(指導員と呼ばれる方々は密着するが)テント設営撤収、炊飯、もちろん遊び、ほとんど全てを自分たちで行うのである。
ボーイスカウトなんかであればその辺りの技術も習得して問題ないのだろうが、この集団は常にそういった事をしているワケではない。年に3回程度を4年5年と積み重ねてようやく一人前にメシが炊ける、といった具合だ。
だがメシ炊きが目的ではない。集団としての活動・リーダーシップ・まとめ役・思いやり・状況判断・責任感、などなど、今までの生活の全てが問われる場となるのであった...

ちなみに大人数名は、団体装備の運び屋・カメラマン・緊急時の対応、などだが、その時以外はめいめいに楽しむのが通常らしい。(ワタクシ今回初参戦)

目的地は和歌山の○○川支流の河原だ。

ワタクシ、キャンプは2泊3日までしか経験が無く、たいがい3日目にドッと疲れが出てしまう。今回は1泊多いのが少々心配であったが...

電話2008年09月03日 02時25分46秒

4日間キャンプ、渓谷っぽい場所もアリ。

今夜のMademoiselleは機嫌がいい。
電話をかけて、ひとこと、ふたこと、言葉を交わす。仕事で疲れた心がスッと癒えていく瞬間だ。そして約束を交わして電話をきり、煙草をふかす...

「ハ~イ、マドモアゼルよぉん!!」、仕事が終わった後に相方のケータイにかけると、よくノーテンキなヤツが出てくる。このノーテンキさに、イッキに疲れが出てくるのダ。ナンだカンだ言うヤツを制止して、用件を伝えるのが精一杯、マッタク疲れるヤツだ。ヤツのことだから学校とかではそのノーテンキさもホドホドに過ごしているのだろうが、家に帰ると事情が違うようである。
今日はマドモアゼルとのこと(なんのこっちゃ?意味がわからん)、少しは話が通じるかと思った瞬間、「○※▲▲~^_^;;...」わからん、受話器に口が近すぎる! いつもの如く会話を成り立たせる為に苦労する。

そしてヤツは最後に、やけにハッキリした口調で、注文を口にする。『デザート!』『コーラスウォーター!』『(少年)ジャンプ!』のいずれかを...

4日間キャンプ ~きれいな川~2008年09月04日 02時11分55秒

4日間キャンプ、飛び込み用?の橋もリッパ。

○○川の支流に到着だ。

早速、キャンプ地脇に流れる川につかると、透き通った水に小魚の群れ。京都では味わえない別世界だ! 1~3日目はずっと晴れだったので、水かさは少ないながらも、透明な川の中で過ごす夏はサイコーに気持ちがいいモノだ。

上流の渓谷の様な場所は、サスガに流れが多少速くて濁りもあったが、それでも澄んでいると言える。両側切り立った岩に挟まれた狭い川を泳ぐのも、ちょっとした洞窟のようでワクワクする。

やはり極めつけは飛び込み。立派な橋の上からなので足場も大丈夫。水かさが少ないので着水まで長くなっているとのことだが、これだけ澄んでいて、これだけ広ければ、ナンの躊躇いもなく飛び込めるというモノだ。
だが、コンタクトをしているので、万が一に備えて飛び込み直後から目をつぶってしまうクセがある。楽しみが少し減っているのかも知れない。

カヌーやボートも悠々と漕げる、広いきれいな川。海育ちではあるが、川であれば海水のようなベトつきもなく、気持ちよく過ごせる。

暑い最中の川遊び、極楽極楽...であった...

4日間キャンプ ~テントのこと~2008年09月05日 01時13分11秒

4日間キャンプ、テントのある風景。

キャンプと言えばテントだ。

しかしワタクシ5(summer)シーズン毎年キャンプには行っているのだが、テントで眠った事はナゼか1度しかないのである。しかも40年生きてきて2度しかない。

そこでテントの登場である。2年前に衝動買いして購入したのに、ナゼか部屋の中で2度ほど使った?ダケ。屋外では使用していなかったテントの登場となる。
組み立てはチョー簡単だったが、問題が2つあった。折りたたみの骨格の端部パーツが既に無くなっていた事、丸いアルミのペグでは硬い石に当たるとたちまちのうちにひん曲がってしまう事、だ。致命的ではないにしろ、ペグは1本ひん曲がったので購入の必要があるカモ。

今回は持参したこの3人用のテント(ジツはamazonで未だに売っている)を独り占め。テントで過ごすのは眠るときと着替えるときくらいで、いろんなモノが散らかしっぱなし。これではこどもたちのテント内のちらかりをどーのこーの言える状態ではない。が、荷物から出して分類して置いておくと、日中の暑いテント内を汗だくになって捜し物する事は避けられるのダ。
しかも3人(実用的には2人)用なので、広々とした空間が広がる(サスガにテント内で立てる程じゃないケドね)

コンパクトと言えど、リュックの容量に占める割合は大きい。が、コレは持って行ってよかったモノのひとつである。

そういえばこどもたち、テントの中は「暑い」「狭い」とゆーことで、数名タープ下で眠っていた。ワタクシ得意の場所だったのだが、3泊とも彼らに占拠されてしまった...

4日間キャンプ ~チュービング~2008年09月08日 23時35分32秒

4日間キャンプ、チュービングの風景。

4日目最終日、メインイベントのチュービングだ。

朝からチューブで川を下る。前夜からの大雨で川は増水しているが、単に増えて濁っただけのようで、しぶきが立つような流れではない。朝も雨だったが、出発準備をする頃には止んできた。テントやタープも車にしまい込んで、河原はチューブを持って足ヒレを履いた人間以外はもぬけの殻状態である。

ゴムボートとカヌー2台の伴走つきでイザ出発! みんなで1列編隊で支流から本流に入り(例年は少し上流の本流から出発していたらしいが、雨のためココから)、緩やかな流れになる。いくら大きな川で多少増水しているからと言っても、チューブが座礁してしまう場所もあり、割と注意が必要だ。
緩やかになるまでは、最後尾のワタクシは前方に追いつく術もなく、浅瀬での足ヒレ操作もまだ慣れない。緩やかになってからようやくw60での写真撮影にウロウロできた。
ちょっと深くなると足ヒレの威力も増してくる。自由自在になると面白みも増すのダ。

こどもたちは、見事なまでに(ウェットスーツで完全防備してるヤツ以外の)痩せているヤツから順序よく、寒さのために脱落していき、チューブを繋いで筏にしてオールで漕いで進む。

そのうち雨も降りだし、スタートから休憩をはさんで2時間ちょっとで一旦休憩。昼食と温泉で身体を温める。さてここでツアーを続けるかどうか、こどもたちの決断の時! 結局時間の都合もあり、海までは出ずにあと1時間くらい下った所まで行くという。

再び雨が降りだして、川も濁ってバッファロー系?のニオイが襲う! しかしそれでも進む、否、進まざるを得ないのダァ...かくして、チュービング部隊とチューブ筏隊、無事にチュービングを果たしたのだった...

まぁ、前半は晴れ間も見えたし、後半の雨も先日の台風の中のカヌーの如くおもしろかった。

こどもたちは、痩せてないヤツほど楽しめたであろう...ワタクシは物足りなかったが(ってことはぁ...)

ところで、ひっさ。このチュービングでは前半は最後尾を行く。どうやら足ヒレ付きで速いヤツほど列の後ろになるらしい。フィールドでは、特に球技ではあまり目立たず、自らを『水系』と呼ぶ彼としては、こんな所で仲間に認められて本望?だったであろう...ちゃうカナ?

はやく帰宅したが...2008年09月10日 23時55分16秒

台風の石垣島。米子焼工房コレクション。

久々に早い帰宅、買い物をして家に帰る。

ひっさと二人で食事。カツオのタタキを買って帰ったが、ひっさはタタキ系は肉以外は苦手と思っていた。が、食べるわ食べるわ、ひとつ食べてみてハマッたようだ。以前食べたときは不味かったらしいが、今日のはおいしいとのこと。そういえば、やたら水気が多くて不味いヤツもあるなぁ...と。
仕方なく追加で『明星鉄板焼きそば』をつくるハメになった...

溜まった洗い物をこなしている間に、ひっさ、宿題中。学校のプリントで『比例』問題が載っていた。よく見ると答えが間違っているような気配がする。ひっさに問うと、教科書まで持ち出して、それが正解と力説する。なるほど、そのように書いてある。
だが、まだ納得がいかずにネットで調べてみると... y = ax で表されるのが『比例』とのこと。完全に思い違いをしていた。問題は、ロウソクに火を灯してからの、時間とロウソクの長さの関係であった。比例とはてっきり y = ax + b の1次多項式で、0次項つまりオフセット成分があってもよいモノだと思っていた。しかし、0次項は”0”に限定されるようだ。う~ん、勉強になった。
この問題の場合、『時間とロウソクの減った量』と変えれば、『比例』が成立しそうだ。

さて、最近調子が悪いひっさ、風呂に行かそうとすると、「昨日、自転車コンビニに置いてきたかも知れん」との事。『かも知れん』って何だよ?と思いながら家の外に見に行かせると、やはり無いらしい。僅かな時間でも必ず施錠するひっさ、その点は大丈夫だが、やはり遅い時間なのでついていくハメになった。
が、「あ、お母さんのも...!」えっ??? ちゃーんとありました、コンビニの前に2台並んで。ついていくも何も、どうせ行かなきゃならなかったみたい...ナンだよぉ、うちの家族わぁ...

やれやれ、やっと風呂だ、と思っていると、風呂場にゴキちゃんが登場したらしい。あ゛~もぉううう!!! 普段は現れもしないくせに、よりによってこんな時にぃ...
幸い風呂場だったので、排水溝のフタをぜぇんぶ開けて、ゴキジェット一閃!!! ポイしてゴキジェットを洗い流すだけで済んだ。ふぅ、まったくぅ...

でもまだ洗濯物関係が残っているのであった...

今日のひっさ語録(久しぶり)
『イズ的にやったみたい...』???えっ???温泉???か???

あ、いつの間にやら15000カウント超えた。

4日間キャンプ ~総括?~2008年09月14日 23時38分16秒

4日間キャンプ、飛び込み橋とカヌー。

4日間キャンプから、はや3週間、9月も中旬となって夜は涼しい風がふく。総括は...

個人的には楽しいキャンプであった。
毎夜テントで眠ることができたし、暑い日中には川遊び三昧、大人の自給自足は美味しいモノ、こどもたちの楽しそうな笑顔、紀伊半島特有の激しい雨、その雨の中のチュービング...
この大自然と仲間たち、同行できた事に感謝である。

一方こどもたちは変化はあっただろうか。少し離れて見ているだけでは、相変わらずの様子だったのだが。一度、「夜に川に入りたい!」と自分たちで提案して、(川に入りたい者も入りたくない者も)夜の炊飯も片付けも手早く済ませたのには驚いた。
きっと、具体的でわかりやすい目標があって、何人かがソレを熱望していた、という背景がそうさせたのであろうと思う。

こどもたちには、もっともっとそういう事を経験して欲しいモノである。モチロンそういう機会を与える事はこちらの仕事だが...

取り引きに応じてみる...2008年09月17日 00時38分33秒

美山にて、なんちゃってマクロ撮り。

「取り引きをしようじゃないか...」 -男は言った。

「...いや、止めておこう、じゃ...」
「えっ!?えっ!?ちょっと待て!」
「...じゃぁ、なに?」
「トリが3つある、これと取り引きだ。」
-今夜のおかずは鶏系らしい、まだ残ってはいるようだ。
「ツタヤで○×▲の×■~@●◎のCDを借りてくるのだ、アルバムだゾ!」
「最近のヤツか!?」
「いや、違う...と思う」

ちょっと興味もあったので、少し探したが見つからず、そのまま帰宅した。RADWIMPS『無人島に持っていき忘れた一枚』だったが、どーもツタヤには無いようだった。

そして今夜は、CDとMDとカセットテープの相互ダビングについてきかれたのダ。ひっさ『ダビング』を覚えたか...CDも普通はパソコンでしか焼けない事も学んだようだ。

あ、先週末は美山に行ったのに、こんな事を...

美山で遊ぶ ~野外活動編~2008年09月18日 02時00分42秒

美山にて、由良川のさらに支流の川。

で、美山町。今は丹南市美山町と言うのカナ。

京都府中部の鉄道も通らない田舎である。1泊2日で大小あわせて20名程度、車に分乗して京都市内から約1時間半である。その名の通り、山のキレイな場所だ。
歩いていくとすると、貴船鞍馬の奥の(京都市民は山の家でなじみ深いであろう)花脊を超えて広河原(ナンとスキー場があるらしい)でバスを下車、佐々里峠を越えて山越えで須後へ降りて(京大の研究林がある)芦生へ到着するようだ。せっかくそこまで調べたが、今回は相方に止められて皆と同じ車分乗となった...

朝から雨がちらついたため正午スタートとなって、美山自然文化村に到着したのは2時頃。川で遊ぶ時間が短くなったと思ったが、やはり秋を思わす天候で川も寒い。2時間くらいのちょうど善い川遊びだった。

由良川(美山川)。どうやらこの辺りの三国岳を源流とし、京都府北部の丹後由良にそそいでいるあの由良川の上流のようだ。水は透き通ってキレイ、川底はサスガに砂利や砂で直ぐに濁るが、基本的には透き通っている。鮎などの魚も結構いるようだ。
かやぶきの里とか、リンゴ狩りとかあるのだが、ここは最後の夏の川、天気がいい限りは川で遊ばねば...ということで、2日目も川で遊ぶ。モチロン釣りや野球や買い物や散歩、それぞれが好きなことで過ごした。

2日目の昼食は、前夜の地鶏すき焼きの残り肉、これが河原で炭火焼きにすると誰もが納得の絶品! すき焼きより炭火焼きの方が旨いのダ。地元の野菜や持ってきたジャガイモ、果ては薄焼きせんべいまで...炭火焼きは旨い!
ひっさ、釣りで大人の指ほどの小さな魚(ハゼ系?)を釣り上げ、カワイソウにこれも焼かれる。本人曰く「白身が意外に旨かった」そうだ。

ワタクシ、今回の撮影枚数49枚。いくら好きに過ごしたと言え、サボり過ぎだったかな...

美山で遊ぶ ~宿泊編~2008年09月19日 00時52分21秒

美山にて、河鹿荘の別館、茅葺きの館。

美山、宿泊編。

宿泊は、美山自然文化村の河鹿荘。大きなロッジ風の建物が本館で、土産屋兼売店や温泉も完備。別館には、この辺の名物、茅葺き屋根の建物がある。今回は、こどもたちは男女別で本館2部屋、大人は別館の茅葺き家屋で男女仕切りもなく広間でごろ寝だ。大人とこどもたち、逆のような気もしてきた...

この茅葺き家屋、なかなか豪勢である。建物自身は新しいのかキレイで、トイレや洗面台も多くて、便座はフルオートのウォシュレット。このウォシュレット、勝手にフタが開くし、なにやら音楽も流れてくる、至れり尽くせり豪華絢爛な逸品だ。10名から貸し切り宿泊可能で、あの感じだと、大人20名は余裕で泊まることができそうだ。また、閉じられてはいたが囲炉裏もあって、冬場は何かと活躍しそうな雰囲気だ。
茅葺きときいて、予想していたものとはずいぶん違う。ちゃんときれいな天井も張ってあり、気持ちよく過ごすことができた。

夜は大人だけのこの別館。飲んで語って。ここに来るとゆーことは、そーゆー状態をわかって来ている、もしくは楽しみに来ている連中ばかりなのと、別館貸し切りで完全に孤立状態。誰に気兼ねする事があろーか...確か就寝は夜中の3時頃だった気がする...

これで地鶏すき焼きの夕食付き(翌日に持ち越した地鶏肉、河原での炭火焼きの方が旨かったが)と翌朝食付き、温泉もあって、タオル歯ブラシ浴衣つき、1万円ちょいとはサスガ公共の宿だ。

裏手にはリンゴ狩りの畑が目の前。由良川沿いに2ヶ所のオートキャンプ場。1日目の土曜はそうでもなかったが、2日目の日曜は翌日も休みのためか、本館館内(メインは温泉)も混んでおり、駐車場はバイクの行列、キャンプ場もテントでいっぱい...であった。